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ドッグトレーナーのwan!ポイントアドバイス

日常生活で気をつける触れ方・接し方

子犬のあどけない仕草や愛らしい姿を見れば、飼い主さんとしては
撫でたり膝の上に抱きかかえたりして可愛がりたくなるでしょう!

しかし、子犬に対する適切な触れ方や接し方を理解していなければ、
良かれと思った行為が子犬に警戒心や不安感を与えてしまうことがあります。
特に以下にあげるような触れ方や接し方は、多くの飼い主さんが
無意識のうちに行いがちなので、事前に理解を深め適切な対応を
心掛けるように気を付けましょう!

① 犬が嫌がる触り方をしない
 飼い主さんは、ワンちゃんを褒める際に不意に頭や顔をなでたり、
喜びのあまり激しく顔や頭をなでたりすることがあります。
 しかしその子によっては、このような褒められ方に恐怖を感じてしまい、
頭や顔に手をかざすだけで怖がる(ハンドシャイ)ようになってしまうことがあります。
 そのため、褒める際に体を撫でるときは比較的ワンちゃんが嫌がりにくい
胸元や背中などを優しくゆっくりと撫でるようにしましょう!

② 正面から抱きかかえない     
 犬は正面から覗き込まれることをあまり好みません。
正面から抱こうとすれば必然的に飼い主さんは覗き込む体勢になるため、
子犬は飼い主さんに抱かれる際に恐怖心を持ってしまうようなことがあります。
 そのため、子犬を抱きかかえる際には横から抱きかかえるように心がけましょう!

③無理やり捕まえようとしない
 飲み込んでは危険なものを子犬が咥えてしまった際、
飼い主さんは誤飲を防ぐために無理やり子犬を捕まえようとすることがあります。
飼い主さんの気持ちとしては、急いで取り上げないと危険であるという
焦りの気持ちから必死な対応をとってしまいますが、
その飼い主さんの緊迫した雰囲気から子犬に捕まることに恐怖心を持つようになってしまうことがあります。
 そのため、子犬を捕まえる際には、食べ物を与えるなど子犬にとって好ましいことと
捕まることを結び付ける練習を行う必要があります。

④ 鼻先(マズル)をつかんで叱らない
 以前から、犬を叱る際にはマズルをつかむ方法が有効的だと考えられてきました。
そのため、現在でもこのような方法で犬を叱る飼い主さんをよく目にしますが、
「体罰は使用しない」でも説明したように、体罰を使った罰は問題を更に助長させるだけでなく、
飼い主さんに対して恐怖心を持ち、咬みつくなどの攻撃へと発展させてしまうこともあります。
 また、マズルをつかんで叱ることで顔や口元などを触られることに恐怖心を感じるようになってしまうため、
マズルをつかんだ罰は絶対に避けるようにしましょう!

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