神奈川県動物愛護センターからスタディ・ドッグ・スクールでお預かりをしていた
十夢(とむ)くんが今日、センターに帰っていきました。
(※今日の受け渡し時。トレーニング方法や注意点をセンターの職員さんたちが動画で記録していました。)
もともと、リードを着ける際に首輪を触るときやブラッシングの際に体を触るときなどで、
「唸ったり、咬みつくこと」があるという十夢くん。
新しい飼い主への譲渡が進むように、誰でもリードの着脱ができるようにすることを目的として、
スクールで預かりトレーニングをすることになりました。
【初日の十夢くん】
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【スクールでの生活になれた様子】
2月28日から約1ヶ月間、毎日ドッグトレーナーであるSDSスタッフがトレーニングを繰り返し、
首輪を持ちスムーズにリード着脱ができるようになりました!
短い期間でしたが、毎日触れ合い、スタッフにもずいぶんなついてくれ、
尻尾を振って喜ぶようになり、おもちゃで遊ぶようになりました。
(☆お散歩大好き!リードを付け替えると散歩に行ける!と喜んでいました!)
首輪を持つだけでなく、ブラッシングを嫌がらない練習や、
いざというときの為に口輪のトレーニングも進めてきた十夢くん。
スタッフ全員が関心するほど、大きく成長することができました。
ただ、より良い譲渡のためには、センターの皆様とも連携を取ることが必要不可欠ですので、
毎日の様子は記録し、客観的に変化がわかるように行動評価も繰り返し行いました。
さらに、リード着脱の具体的な方法、その他にも機嫌の抑揚の見極めや不機嫌時の対応策について、
新しい飼い主様へ譲渡する際の留意事項をまとめ、情報共有しました。
飼い主のいない犬たち、またそれに携わる人たちが抱える悩みは、とても複雑で難しい問題も多くあります。
少しでも多くの犬と人が幸せな暮らしができるよう、サポートできたらと思います。
過去のブログで十夢の成長が見られます。
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十夢が来たときのブログ
成長記録のブログ①
成長記録のブログ②
成長記録のブログ③
十夢くん、新しい家族が早く見つかって幸せになってね!
ドッグトレーナー 鈴木