ドッグトレーナー 長谷川が過去に訪れた海外(サービスドッグの団体)での体験記です。
以前までの内容は、
こちらです
サービスドッグのユーザーさんへの、定期的なフォローアップも行なっていました。
このペアは最近、他の犬を見ると少し興奮性が高まってきた、
ということで、犬を目の前にしても落ち着いているトレーニングをしました。
興奮性が高まるのもそのはずで、
『とってもアクティブな運動をしているから、ある程度は仕方がないというか、
定期的なフォローアップが欠かせない』
とのことでした。
そのアクティブな運動というのは・・・犬がつけているハーネスに注目です。
あまり馴染みがないかもしれませんが、ソリを引く犬がつけるハーネスです。
つまり・・・、犬が車椅子を引っ張ることを犬とのアクティビティとして楽しんでいるのです。
(もちろんサービスドッグとしての介助項仕事もしますよ
引っ張るのも、段差を越える時なんかに必要な内容になります。)
でも、この発想いかにもアメリカ的
それで、このペア用に用意されていたのが、こちら
そう。そりを引く、ではなく車椅子を引くためのアクティブギア
介助項目だけでなく、その犬の個性に合わせたユーザーとのマッチングを進める点。
そして、サービスドッグとはいえども、犬としての楽しみを与えてあげて、
ユーザーさんと一緒に楽しめることを提供する姿勢に、深く感銘を受けたのを覚えています。
日本人だと、欧米のように犬にタスクを与えて、それをうまく活用する、
というに発想にならないので、こういったことは、可哀想という発想になりがちですが、
『走るのが好き』なワンコであれば、それを我慢させっぱなしにするのも可哀想。
人とその犬とが、うまく折り合いのつくとことろで、生活やアクティブを楽しむ。
サービスドッグに関わらず、家庭犬でもとても大切なことだと思います
スタディ・ドッグ・スクール
ドッグトレーナー 長谷川