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子犬のトイレのしつけ方

子犬を迎え、まず初めに飼い主さんが直面する課題としては
「室内でのトイレのしつけ」
が挙げられます。

トイレのしつけ自体は、「犬の排泄の特性」を理解し、
「適切な管理方法」にのっとって実践すれば、
特殊な技術を必要とせず、しつけることができます!

そこで「子犬のトイレのしつけでは」、犬の排泄の特性を理解しながら、効率的で効果的な
しつけのポイントについてご紹介いたします!

子犬のしつけに困ったらこちら!

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失敗を予防する環境づくり ~寝床の設定~

子犬にトイレを教えるためには

トイレの失敗を防ぐための環境設定と適切な対応

が重要なポイントとなります。

トイレを防ぐための環境設定として
子犬の時に、寝床として利用する
サークルの中の環境設定が必要となります。

子犬の時期に排泄を我慢できる時間は、

「月齢+1時間」

程度です。

そのため、飼い主さんの就寝時や外出時など、子犬がサークルの中にいるときも、
子犬自身が自由に排泄できるような寝床を作ってあげましょう!

サークル内の適切な環境設定としては
サークル内の寝床とトイレをしっかりと分ける必要があります。

トイレの環境.jpg

犬は一般的に、自分の寝床を汚さないように寝床から離れた場所で
排泄をする習性があります。

そのため、サークルの中に寝床とトイレを設置すれば、
必然的にトイレでの排泄の機会が増え
特定の場所での排泄を覚えやすくなります。

また、犬はもともと巣穴で生活していたため、一般的によく使われている
ベットタイプの寝床ではなく、囲われたタイプのハウス(クレート)
用いた方が寝床として認識しやすくトイレとの区別がつきやすいでしょう。

囲われたハウス.jpg

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失敗を避ける環境づくり ~部屋の中の設定~

次に、サークルの外の環境となる部屋の中の設定です。

トイレのしつけで重要なことは、子犬が排泄の失敗をしにくいように
対応してあげることです。

多くの飼い主さんは、サークルから子犬を出し部屋の中を自由に
させている際、ちょっと目を離した隙に排泄の失敗を
経験してしまいます。

そこで、子犬から目を離さなければならない時は
必ずサークルに戻すようにし、失敗を避ける対応をしましょう。

また、犬は土の上など柔らかいところで排泄をする習性があります。
そのため、サークルの外に出し部屋の中を自由にさせる際には、
クッション、足ふきマットなどトイレの失敗を誘発しやすい柔らかい
素材のものは床に置かず、子犬が近づけない場所に片付けましょう。

カーペットや畳などで繰り返し排泄の失敗をしてしまう相談を
受けることが多いですが、これらの素材は排泄物の匂いを完全に
取り去ることが難しいため、残った匂いが排泄の失敗を再び
生じさせてしまいます。

そのため、可能であればトイレのしつけが完全にできるまでは、
カーペットや畳などの部屋で自由にさせることは避け、ワックスや
フロアマットなどを敷くなどといった滑り止め対策をしたフローリング
の部屋で過ごすことが望ましいでしょう。 

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失敗を予防する対応方法 ~排泄のタイミングを知る~

失敗を避けるための環境設定が整ったら
次は、失敗を避けるために飼い主さんが必要となる
対応方法を知り、実践しましょう!

子犬の頃は、

・ご飯、水を飲んだ後
・寝起き
・運動(興奮)した後
・おおよその決まった時間

などのタイミングで排泄をしやすいため、寝起き、食事や水を飲んだ後は
子犬をすぐにトイレまで連れていき排泄を済ませてから
サークルの外に出してあげるとと良いでしょう。

また、部屋で飼い主と遊んでいる最中など子犬が興奮した際も排泄をしやすいため、
遊びの時間とトイレに連れていく時間を交互に設け失敗を防ぐようにします。

子犬の一日の排尿回数は、8週齢でおよそ10~15回程度、5か月齢で一日6~8回程度ですが、
排泄はほぼ同じサイクルで行われる傾向があるため、排泄をした時間を毎日記録しておくことで
おおよその排泄時間を予測することができ、事前にトイレに連れていくことで失敗を防ぐことができます。

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失敗を予防する対応方法 ~排泄のサインを知る~

子犬が排泄をしやすいタイミングを理解したら
次に、排泄をする際に見られるサインを
理解しましょう!

子犬が排泄をする前には、

・地面の匂いを頻繁に嗅ぎ始める
・ウロウロして落ち着きがなくなる

といった素振りが見られます。
サークルの外で子犬と遊んでいる際、このような素振りが
見られたら、失敗を避けるためにすぐにトイレまで連れていき
排泄をさせましょう。

子犬の頃の排泄のサインは突然見られるため
飼い主さんの多くは失敗を避けるため
焦って対応をしてしまいます。

しかし、「ダメ~」、「待って~」など大きな声を出したり
大きな足音を立てて子犬に近づくなどの対応をしてしまうと
子犬はびっくりしてしまい、飼い主の前では排泄をしたがらなく
なってしまうことがあります。

子犬の頃は排泄のしつけが十分にうまくはできないので
失敗をしても適切な対処をしていれば問題はありません。
そのため、排泄の仕草が見られたからといって
慌てず、静かに、冷静に子犬をトイレまで誘導してあげてください。

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排泄を失敗してしまった時の対処方法 ~失敗しても叱らない~

排泄のしつけでは、なるべく失敗をさせないように
環境設定と失敗を予防する対処をしっかりと行い
適切な場所(ペットシーツやトレーなど)での成功回数を
増やすことがポイントです。

しかし、どんなに飼い主さんが気をつけたとしても
必ず失敗をすることはありますので、焦らず、基本に
立ち返って対処しましょう!

また、どんなにトイレのしつけが上手にできるようになっても
1才齢頃までは排泄のコントロールがうまくいかず
失敗をしてしまうこともありますので、その際は
適切な対応をしましょう。

排泄を失敗してしまった場合、以前は失敗した場所まで子犬を連れていき
叱りつけるという対象方法が良く紹介されていました。

しかし、子犬は叱られたことで飼い主さんに対する恐怖心を持ってしまい、
ソファーの下やテレビの後ろなど、飼い主さんの目が届かない場所や
飼い主さんがいない時を見計らって排泄をするようになってしまい
更に悪化させてしまうことがあります。

また、飼い主さんによっては叱らないにせよ、子犬が排泄を失敗してしまった際に、
慌てながら大きな声を出してしまうことがありますが、
このような対応も子犬をびっくりさせてしまい、叱ることと同様の
結果をもたらしてしまうことがあります。

そのため、排泄を失敗した際には、子犬に対して叱ったり
声をかけたりせず、落ち着いて排泄物を処理することが望ましでしょう。

また、「嫌がらせのためにわざと排泄を失敗していると」考え、
感情的になってしまう飼い主さんもいますが、
犬は食糞をしたりコミュニケーションの一環として排泄をしたりすることからも、
排泄自体を人と同じように嫌なものとはみなしてはいないため
飼い主さんに対して嫌がらせで排泄をすることはありません。

トイレのしつけは、上で説明したように犬の排泄の特性を
人との生活にうまく応用して行うため、
排泄に関する正しく理解する必要があります。

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